日本語訳:宗近幸代
※不定期に更新しております。タイミングにより、日本語訳を掲載できない日もあります。予めご了承ください。
Day 25 | 08 May 2020 | Total Live attendance – 150
こちらから当日の音声を再生できます。https://www.viniyoga.com.sg/viniyoga-prayer
5/8
ナマステ、ナマステ。今日は5月8日です。
今日は、インヴォケーション・チャントの後に女神ラクシュミへのチャンティングを唱えます。
今日は二つのチャンティングを唱えますが、一つめは、短いチャンティングで「Catuḥ-ślokī」、”四つの節”という意味を持つ、 Ramanujaの導師であり、Nathamuniの孫である偉大なYāmunācāryaによって、10世紀に作られたチャンティングを行います。
これは、以前のセッションでもお話したように、「繁栄」の神である女神ラクシュミを讃えたチャンティングです。
この素晴らしい女神を称えるとても美しいチャンティングです。
私は一行唱えた後に、短く間を空けますので、そこで皆さんは女神ラクシュミへのマントラを唱えて下さい。
oṁ śrīṁ śriyai namaḥ
そして二つ目は、 Aṣṭalakṣmī-stotramというチャンティングを行います。
Aṣṭalakṣmīとは、女神ラクシュミが8つの異なる姿を持ち、それぞれが異なる「繁栄」を担う神として表わされています。
たとえば、良いマインド、食べ物(穀物)、自信や勇気、受胎能力、これは、人間に限るものではなく土地の肥沃さも含まれます。そして私たちのダルマの守護、そしてDhana Lakṣmīは富、など8つの姿で、それぞれの繁栄を授ける女神ラクシュミについて唱えています。
実は、この Aṣṭalakṣmīを讃えるAṣṭalakṣmī temple(寺院)は、今私が居る場所からさほど遠くないVesant Nagarというビーチに有ります。
もしチェンナイにいらっしゃることがあったら、訪ねることが出来ます。
様々な姿で表われているこの美しい女神を称える、とても美しい寺院です。
このチャンティングは、とても美しい旋律パターンで作られており、皆さんにもきっと楽しんでいただけると思います。
こちらは8つの節を持つチャンティングです。
こちらも、一行唱えた後に短く間を空けますので、皆さんはマントラを唱えて下さい。
先程のチャンティングよりも少し長めになります。
最後に、皆さんにお伝えしておきたいことは、「繁栄」や「富」というのは、物質的な富だけのことではありません。
それは、教育、富として最も大きいと考えられてる私たちのダルマ、健康、健康的な食べ物(穀物)、地域の人々、私たちが持っている勇気(Dhairya Lakṣmī)、生殖能力、これは子供の誕生だけでなく、自分の可能性とともにどんなプロジェクトを生産していけるかということも含まれています。これらすべてが私たちの「富」なのです。お金だけではありません。
残念ながら現代において、私たちは”お金”という名の悪魔と結婚をしてしまい、それだけを気にしている状態です。
そしてこれこそが、私たちの一番大きな問題でもあります。
今のこのコロナの時を考えてみて下さい。お金を持っていても、救われません。
けれども、他のことが私たちを救ってくれるのです。
ダルマ、友達、家族、食べ物、持っている知恵、持っている自信、そして今をどうクリエイティブに生き抜いていけるかというクリエイティビティ、これらこそが、私たちが持っている本当の「富」と「繁栄」なのです。
これが、このチャンティングから、皆さんへのリマインダーです。
友人の皆さん、ナマステ。
どうぞ元気に過ごして下さい。
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