日本語訳:宗近幸代
※不定期に更新しております。タイミングにより、日本語訳を掲載できない日もあります。予めご了承ください。
Day 22 | 30 April 2020 | Total Live attendance – 199
こちらから当日の音声を再生できます。https://www.viniyoga.com.sg/viniyoga-prayer
チャンティングセッションは5/4より毎週月/水/金曜日の週3回、継続実施されることなりました。時間は同じく日本時間14:30-15:00となります。
4/30
親愛なる皆さん、こんにちは。
今日はこのチャンティングセッションの22日目で、計画として実質的には最終日にあたります。
ですが、チャットやメールを通しリクエストの声を頂き、週に二回ほどのペースで継続をしようと考えています。
今私が着ているTシャツに書いてあるように、何かを辞めるのでなく、少し休憩をするだけです。笑
今日は、ヴェーダの中にある多くのsūktamの一つである、Pavamānasūktamを行います。
Pavamānaとは、「精神的な浄化」を意味しています。
その内容には多くの比喩的な意味がありますが、究極的には私たちの持っている暗いVasana(自分の中に残っている過去に起こったことからの印象)を浄化するということです。
それは、自分自身の行いから残っているもの、または先祖から受け継いできているもの、また、過去生を信じている方にとっては過去の生からのものをも意味しています。
とても重要なことは、たとえそれが自分自身の行った事柄だけでなく、それ以前の生によるものの影響も受けているということなのです。
ですのでこのチャンティングを通して、私たちの精神的な浄化を請い、促していきたいと思います。
私は一節唱えた後に間を空けますので、その間に皆さんは以下のマントラを唱えて下さい。
māṁ pavitraṁ kuru
「どうか私を浄化して下さい」という意味です。
このpavitraとは、「精神の浄化」を意味しており、このチャンティングの中でたくさん唱えらていることに気付かれると思います。
意義深いことに、実はこのチャンティングは、「水」について、そして水の女神を讃えるチャンティングでもあります。
「水」は、ー知識を運ぶものーとして考えられています。
知識は、世代から世代へと運ばれ受け継がれていくものなのです。
そして、命は水から生まれてきます。
命が受胎される時は水の中で起こり、水は生命誕生において主要な要素でもあります。
インドでは、人が亡くなった時には土葬をしません。火葬後にその灰を、海や聖なる湖や聖なる河などの水へ、もう一度戻し入れるのです。
私の父が亡くなった時、私は彼の遺灰を聖なるガンジス河へと持って行き、河へと戻しました。
そのようにすることは、彼がこの世界で表した全てのことを、水が次の彼の生へと運んでくれるようにと祈ることなのです。
水は、知識を運ぶ媒体です。
だからこそ、私たちは水を浄化に使うのです。
なぜなら、知識だけが浄化が可能だからです。無知は、浄化をする力がありません。
ですので、このチャンティングでは、最も高い意識に、水の姿となって、私たちの潜在意識の中から毒を浄化してくれるように請うているのです。
潜在意識は、同じく、水に強くつながっている要素でもあります。
これらの浄化のために今日はこのチャンティングを行いましたが、元々、精神の浄化をするヴァイブレーションを持っているので、
時には、家や空間、その他の浄化を望む時にも唱えられるチャンティングでもあります。
どうぞ、今日お話した内容について良く内省し、自分の持つ恐れや欲、他の様々な形をしたkleśa-s(苦しみの原因)など、どのように自分の中を浄化することが出来るのかを見つめてみて下さい。
それらこそが、私たちの苦しみを作り出す原因なのです。
このチャンティングセッションは、来週月曜日5/4~、毎週月曜日と水曜日の日本時間14時30分~
週二回ベースで継続を致します。
また皆さんとここでお会い出来たら嬉しく思います。
ヨーガスタジオスワルーパ
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