日本語訳:宗近幸代
※不定期に更新しております。タイミングにより、日本語訳を掲載できない日もあります。予めご了承ください。
Day 20 | 28 April 2020 | Total Live attendance – 174
こちらから当日の音声を再生できます。https://www.viniyoga.com.sg/viniyoga-prayer
VINIYOGA INTERNATIONAL GLOBAL PRAYERチャンティングセッションは4月30日まで延長となりました。時間は同じく日本時間14:30-15:00となります。
4/28
親愛なる皆さん、こんにちは。
今日も参加してくれているSarahからの提案もあり、この数日は私たちのPitta(熱性)が上がりやすいパワフルなチャンティングを続けてきたので、
今日は不要な熱を冷まし、涼やかにさせ、穏やかな、Mantra-puṣpamと呼ばれる「水」の要素へのチャンティングを行っていきます。
「水」には、大きく分けて三つの力が有ると言われています。
一つは、私たちの命を現す力。
もう一つは、私たちを守る力。
もう一つは、浄化をする力です。
私たちには今、外出禁止・自粛で、様々なネガティブな思考や心理的な問題が出て来たりしていますので、そのような思いを浄化し、毒を取り除いていきたいと思います。
私のように自分の四方をビルに囲まれ、自然を見ることが出来ずに気がおかしくなりそうに感じたりしている人達もきっといると思います。
そのような思いや、ネガティブな思いが溜まっていきやすいこの時に、私たちをお守り頂くよう、同時に私たちが本来持つ可能性を体現していけるよう「水」へと祈りたいと思います。
そして、自分の人生の目的とは何なのかを内省し、それを体現することを認めるとても良い時期であることも知っていて下さい。
今日のマントラは
oṁ adbhyai namaḥ
事前にウェブサイトからダウンロードし、練習して下さっていたらと思いますが、もう一度ここで唱えてみます。
私がチャンティングを一行唱えた後に、皆さんはこのマントラを唱えて下さい。
ヴェーダの教えでは、「水」は、人間の深い潜在意識、感情や精神の部分ととても強いつながりを持っていると伝えています。
今日のチャンティングの中では、この「人間の精神の部分」が他の自然の要素、例えば太陽、月、星、火、雷、等を招き入れ、多くの恵みと栄養とともに、良い可能性に満ちた”種”となるようにと願い、唱えています。
これと同じように、このチャンティングは妊婦さんや、妊娠を望む女性に唱えてもらうことがとても多いチャンティングでもあります。
このチャンティングを聴くことで、胎内に居る赤ちゃんが人生の中で体現していける前向きな”種”を持つことが出来ると考えられているのです。
同時に今日は、インドの特定の人々にとってはとても大切な日でもあります。「Shankarajayanthi」と呼ばれ、偉大な導師であるAdi Shankaracharyaの誕生日でもあるのです。
Shankaracharyaは、800年頃に活躍された、Advaitaの思想の主唱者であるだけでなく、多くの素晴らしい偉業を残し、Bhagavad GitaやUpanisads、PatanjaliのYoga Sutraなどのコメンタリー等も通し、多の人々に指導し尊敬されているマスターです。
今日、Shankaracharya自身と、「先生」という存在を称えるべく、彼自身が作ったチャンティングを唱えて今日のセッションを終わりにしたいと思います。
ー Guruvastakam ー
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